思いつき日記

コーヒーでお腹を壊す、30代男性syunrikitakeの日記。

桜の花が散る前にもう一度会えるかな

f:id:omoitsukinikki:20190405125422j:image

こんにちは、シュンです。

 

タイトルはBivattchee(ビバッチェ)と言う日本のロックバンドの曲『桜の花が散る前に』の歌詞です。

 

Bivattcheeとは

1997年の夏に広島修道大学フォークソング部で知り合い結成。2009年に解散。

引用:Wikipedia

 

現在は解散していますね。

 

彼らは当時青春パンクが流行り出した頃の、ちょっと後に流行り出したバンドでした。

 

青春パンクとは

パンク・ロックのサウンドをベースに「青春」をモチーフにした歌のジャンルのこと。

引用:Wikipedia

 

全身全霊で演奏、歌う姿が中高生の心を大きく揺さぶり当時とても流行ってました。

 

日本語パンクの御三家と言えばGOING STEADY (通称:ゴイステ)、STANCE PUNKS (通称:スタパン)、ガガガSPと勝手に思ってるわけですが、Bivattcheeはその次ぐらいに有名なイメージだったりします。

 

the stand upとか太陽族、ジャパハリネット、ザ・マスミサイル、マスラヲコミッショナー…、名前を挙げたら懐かしいなぁと思ってしまうくらい、この頃は日本語パンクが流行ってました。

今現在の若者が聴く音楽シーン (インディーズ)は結構ジャンルレスな気がします。むさ苦しい音楽や勢い先行ってバンドが少なくて、演奏力が高いバンドが多いです。発信もYouTubeで出来ちゃう時代。昔は魔法のiらんどと言う… (以下略

 

で、このBivattcheeには思い出があります。

 

ちょうどこの『桜の花が散る前に』の曲が入った1st CDアルバム「青いカラス」が発売された頃の話になります。

 

青いカラス

青いカラス

 

 

当時、私は高校3年生で卒業する間近。そんな時に幼稚園からの幼馴染(男)に女の子を紹介してもらったのです。

 

名前はさくらこちゃん(仮名)。

 

さくらこちゃんは幼馴染の彼女の友達。幼馴染と幼馴染の彼女は私と同じ高校でしたが、さくらこちゃんは別の高校の子でした。

 

私は当時受験に失敗し、浪人することが決定していて、お先真っ暗な状態。幼馴染はそんな私に元気を出して欲しいと思っていて紹介してくれたんだと思います。

 

初顔合わせで4人でボーリングをしに行くことになりました。女の子と遊びに行くなんて18年生きてきた中で一度も無かったので、とてつもなく緊張していました(笑)思いつく限りのオシャレをして出かけました。

 

集合場所に到着。さくらこちゃんは、おだんごヘアにトレンチコートを羽織った可愛らしい女の子でした。今で言う「ゆるふわ女子」と言った感じでしょうか。明らかに思いつく限り(しれてる)のオシャレをした俺とは1000%釣り合わないレベルの高い女の子でした(笑)

 

ちなみに当時の私は、今で言う隠キャみたいな存在で、教室でも目立たず、卒業アルバムによくある「クラスの〇〇ランキング」でもいじられるようなことのないような存在でした(笑)安定の圏外でしたね。

 

部活はテニス部と言う、高校デビュー出来そうなシャレオツなクラブに入ってましたが、幽霊部員と化してるくらい行動力はありませんでした…。後輩にストレート負けしてしまう程のテニスの実力。

 

そして、高校生のときのシュンのファッションセンス。隠キャなんでオシャレとは程遠い人でした。絵に描いたようなオタク要素的ファッションで無かったとは思いますけど、センスは微塵も感じさせないくらいにモブキャラオーラを放っていました。安くて高品質のUNIQLOさんも当時すでにありましたが、今のような感じではなかったです。GUやH&Mが身近にある今の中高生が本当に羨ましい…。

 

話が逸れましたね。ボーリングは普通にワイワイ楽しむことができました。

 

ボーリングの後に、夜ご飯を食べに行きました。その時に幼馴染が私に「今度さくらこちゃんと2人でデートしてきたら?」と、提案してくれたのです。

 

正直嬉しかったのですが、嬉しい気持ちと同じぐらい不安な気持ちもありました。

 

不安の元…。それは生まれてこのかた、女の子と2人きりで出掛けたことが無いということです。けど、こんなかわいい女の子とデート出来るチャンスなんて無いと思い、速攻で約束を取り付けました(笑)

 

その日以降、本を買ってデートスポットの下調べ。

まっぷる まち歩き京都 (マップルマガジン 関西 4)

まっぷる まち歩き京都 (マップルマガジン 関西 4)

 

 

今思えば京都が地元のくせに、京都の観光の本を買うくらいデートのプランが見えていませんでした。正直関西Walkerとかでよかったと思いますが、当時の私にそんな余裕はありません。

 

候補は色々ありました。

 

映画館、動物園、美術館、博物館…

 

そんな中私が選んだのは、京都の北山散策でした。

「府立植物園」と「雑貨屋さん」と「オシャレなカフェ」で過ごそう!という感じでした。そして朝から出て夕方解散という、恐ろしいほど健全なデートプランでした(笑)

 

今となっちゃ会話した内容とか、どこに行ったとか、そういう事が思い出せないのですが、ランチを食べに行ったイタリアンでグレープフルーツジュースを頼んだのが頭に焼きついています(笑)お子様ですよね、ホント。

 

ちなみにGoogle mapでそのイタリアンを探してみましたが、テナント募集になってました(笑)楽しかった思い出をどうもありがとう。

 

デートは無事終了(⁈)。夕方くらいには解散しました。後日、デートの時に貸しあった漫画を互いに返す為に会うのですが、それ以降は連絡が来る事なく終わってしまいました。理由は本人にしか分かりませんが、何となく想像はついているので気にはしませんでした。そりゃ初デートですもん、うまく行くわけない(笑)けどホントにいい初デートでした。

 

漫画を返した後、その足でタワレコへ寄りました。邦楽のインディーズコーナーの新譜をチェックしていると、その時にBivattcheeの「青いカラス」をみつけたのです。気になってヘッドホンをつけて、再生ボタンを押しました。

 

1曲目は「はんぶんこ」と言う曲。歌い出しが「はんぶんこした愛のかけらを 今でもまだもってますか」と言う、既に負けてしまっているけれど想いが強い歌詞に、私の心は抉られてしまいました。

 

ちなみにこの曲はBivattcheeの代表曲と言っても過言ではない曲で、ステレオポニーがカヴァーをしています。

カヴァーされるってすごいですよね。カヴァーはオリジナルと比較されて、お互いのファンの間でワーワー言われてしまいがちで、あんまりそう言うの気にしない勢としてはちょっとハラハラしてしまいますが。とにかく「はんぶんこ」は名曲です。

 

1曲目のはんぶんこに圧倒され、聴き終わり直後に停止ボタンを押し「青いカラス」を手に取りレジまで運んで行きました(お買い上げ)。

 

そして、そのアルバムの中にある3曲目「桜の花が散る前に」の曲に出会う事になるのです。

結局初デートの時期と歌詞が一部気持ちとリンクしていたために、一時期ものすごいリピートし続けて聴いていました。

その結果桜の時期になると、必ずこの曲を思い出すようになってしまう体になりました(笑)

 

当時は辛く思ってたかもしれませんが、辛い部分はいいように消えて無くなっており、今ではいい思い出となってます。

 

さくらこちゃんに勧められて、聴き始めたGRAPEVINEの話があるのですが、その話はまたいつかしたいと思います。

 

今週のお題「桜」、むしろ先週のお題「桜」でした。